父を連れて行かないで
先週の金曜日に母から連絡が入り、父が入院したと言われました。
そして家族を連れて来て欲しいと。
次の日は土曜日で仕事が休みだったので、母と一緒に病院に行き、先生の話しを聞いてきたのですが、容態が悪くいつ亡くなるか分からない、延命処置をするか家族で決めて下さいと言われました。
病室には変わり果てた姿の父が横たわっていて、私は言葉を発する事が出来ず、力の入らない父の手を握るのが精一杯。
今年のお正月に会った時は比較的元気で、私のスニーカーの紐を結び上げてくれたお父さん。
いつも私の見方になってくれて、家を飛び出して戻ってきても、怒らないで受け入れてくれたお父さん。
大好きな、
大好きな、
優しいお父さん。
昨日の夜はショックでご飯が食べれず、眠る事も出来きませんでした。
今日はコロナ対策で面会禁止なので、病室の外側から父が寝ているだろう部屋の前で、ありがとうを唱えていました。
お父さんの病気が治りました、ありがとうございます。
お父さんが歩けるようになりました、ありがとうございます。
お父さんが退院出来ました、ありがとうございます。
ありがとうございますを2万5千回言うと奇跡が起こると聞きました。
私がやれる事はこれくらいしかないのです、不審者扱いされても良いです、治ると信じて家でも言い続けます。
父がこの世に生きてる限り。
神様、お願いします、
まだ父を連れて行かないで下さい。
有機ミルワームの会
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